声の元:https://mamanoko.jp/articles/15422
ありがとう! いただきます!
ものごと「意識」次第でどうにでもなるってことだよなぁ?
奇跡もこうやって起こせばいいんだ!…ってことだわさ!–岩崎士郎さん
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ありがとうと無視の実験
今SNS上で話題になっているのが、yukoさんの子育てブログ「ぎふてっど」に掲載された息子さんが小学1年生の時に実施した夏休みの自由研究、その名も「ありがとうと無視」。いったいどんな内容かと言うと・・・
ご飯を炊き、熱々のご飯をそれぞれの瓶に入れて、蓋をした。
そして、片方に「ありがとう」と書き、毎日「ありがとう」と声をかける。
もう片方は完全に無視をする。引用元:ameblo.jp
「ありがとう」と声をかけ続けたご飯と何も声をかけず「無視」をし続けたご飯は、果たして瓶の中でどのような変化を見せていくのでしょうか。それにしても、こんな実験を思いつくなんて小学男子の豊かな発想力に驚きです。
20日目で驚きの変化が!
20日後すでに無視をされているご飯は腐っている。
「ありがとう」のご飯は白いツブツブのまま。
実験開始から20日目で早くも瓶の中で変化が起きたそうです。無視をし続けた方は見てわかるほどに腐ってしまった一方で、「ありがとう」と声をかけ続けた方は開始直後と見た目に大きな変化はなくなんと白い粒粒のまま。夏休みの暑い気候の中でご飯を瓶の中に入れていたら腐ってしまうのが普通ですよね。うーん、不思議です。
そして1か月で明確な違いが!
1ヶ月後、無視されたご飯はドロドロに溶けている。
「ありがとう」のご飯はやはり白いまま。
そして夏休みも終わりの8月30日、実験開始から40日後、無視されたご飯はさらに腐敗が進み完全な液状になってしまったのに対して「ありがとう」と声をかけ続けたご飯は40日たっても白いつぶつぶの形状を保ったまま、ほとんど開始当初と変わらない見た目で実験は終了となりました。
実験を始めて無視をされたご飯はすぐに腐り始めたのに、「ありがとう」のご飯は全然腐らない。
ただ「ありがとう」と毎日、声をかけているだけだった。
ご飯にも人間の言葉が通じるのか、心温まる何とも不思議な結果ですよね。毎日毎日健気にご飯の瓶に声をかけ続けた男の子の努力には脱帽ですし、「ありがとう」の言葉が持つ力に改めて驚かされました。この結果に学校の先生をはじめ、生徒から保護者の方まで、そしてSNSを通じて日本中の多くの人々が関心を寄せています。
その後のちょっと感動する話その1
さて、ブログには夏休み終了後の瓶の中のご飯の行方についても記載されていました。実はこのその後の話がまたちょっと感動する話として話題になっているんです。
夏休みが終わって直ぐにたまたま二つの瓶は落下して、無視のご飯の瓶は割れてしまった。
悪臭で大変だった。
ところが「ありがとう」のご飯の瓶は割れなかった。
なので私は、三男に代わって毎日、声をかけ続けた。
落としてしまった2つの瓶。割れてしまったのはなんと無視し続けた瓶だけだったそうです。これも「ありがとう」の効果なのでしょうね。それにしても、無視し続けたご飯の瓶は無視されるわ、割れてしまうわ踏んだり蹴ったりですね(笑)
そして、せっかく割れずに残ったのだからとさらに「ありがとう」と声をかけ続けることにしたんだとか。
その後のちょっと感動する話その2
ある日、実家に泊まることになって、家には誰もいなくなるので、「ありがとう」のご飯に「明日は誰も声をかけてあげられないけど、必ず、帰ってきて、また声をかけるから、腐らないで待っていてほしい」と伝えた。
腐らずに待っていてくれた。
やっぱりご飯に言葉は通じていたんですね。いや、言葉以上に通じていたのはyukoさんや息子さんのご飯への気持ちだったのかもしれません。これだけかけた言葉に応えてくれるとご飯と言えど愛着がわいてきますよね。
その後のちょっと感動する話その3
もう12月になっていた。
実験を始めて5ヶ月。「ありがとう」のご飯は腐っていない。
うっすらアイボリーっぽい色にはなっているが、ツブツブはそのまま。ある日、天気の良い日、私は決心した。
「ありがとう」のご飯を土に還してあげよう。
5ヶ月ぶりに瓶の蓋を開けた。
ご飯は腐らずに発酵していた。最後まで腐らなかった「ありがとう」のご飯を見て、泣きそうになりながら「ありがとう」を言った。
あなたのおかげで「ありがとう」の大切さ、無視がどれほどひどい行いか、よ~く分かった。ありがとう ありがとう ありがとう💗
なんと「ありがとう」と声をかけ続けたご飯は5か月経っても腐ることはなく、代わりに発酵していたんだそうです。つまり食べ物であり続けたってわけです。yukoさんの言う通り、この結果には『「ありがとう」の大切さ、無視がどれほどひどい行いか』よく考えさせられますよね。
時として、私達親は子どもの考えたこと、行ったことにハッと気が付かされ、勉強させられることがあります。この自由研究はまさにその典型ですよね。子どものすることと軽く見るのではなく、一緒になって感じたり、行動したりすることの大切さもこのブログから改めて考えさせられますね。
まとめ
いかがでしたか?子どもの豊かな発想と思いもよらない実験結果に驚かされますよね。ちなみにyukoさんの日常がつづられたブログ「ぎふてっど」には4人の発達障害を持つ子どもたちとの日々が温かく時に前向きに書かれています。書かれている言葉のひとつひとつに母の思いが詰まっていて子どもを持つ親なら共感して読めるブログです。「ぎふてっど」http://ameblo.jp/horihori-2015/